PEOPLE

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成谷 恵美子

事務系 総合職

駅業務部
駅清掃事業所
2005年入社(新卒)

京王電鉄・全69駅の清掃を管理。
「人」と「現場」に
根ざしたマインドを大切にしたい。

現在、どのような仕事に携わっているのですか?

私が所属する駅清掃事業所では、京王電鉄の全69駅の清掃業務を管理しています。100名以上の清掃員さんが携わっており、勤務シフトの作成など労務管理が主な仕事。清掃員さんの採用や教育など幅広い業務を担当しています。このような日常清掃に加えて、各駅などの状況に応じて不定期に実施する特別清掃の管理も重要な業務です。協力会社と一緒に状況を調査し、清掃の企画から提案、実施、請求といった計上処理まで一連の業務を行っています。また、清掃で使う資材などの選定や発注も。事業所には所長以下、数名のメンバーがおり、私はこうした業務に加え、事業所全体の業務の取りまとめも担っています。

駅清掃ならではのやりがいを教えてください。

駅の清掃というと容易な業務のように思う人がいるかもしれませんが、けっしてそんなことはありません。ひと言に「駅」といっても、築年数や構造などは多種多様。汚れの質も度合いも千差万別なのです。たとえば、新宿や調布など地下が多い駅では鉄粉系の汚れが、逆に高尾山口といった郊外の駅では土汚れが多くなります。最近では、インバウンド観光客の増加などからキャリーケースによる汚れも目立つようになってきました。このような汚れと日々向き合い、協力会社と相談しながら顧客(京王電鉄)に提案し、新しい清掃の受注を獲得した時にはやりがいを感じます。同じように汚れの落とし方にも多様な方法があり、この分野についてはまだまだ勉強すべきことが多いと実感しています。

これまでどんなキャリアステップを?

入社して最初の職場は、杉並公会堂事業部です。この杉並公会堂はオーケストラ公演などが開催される文化拠点であり、私が配属されたのはちょうど建替が完了して、新たにオープンするタイミング。当社としてもPFI事業として運営を担う初めての施設でした。そのため、最初は手探りのような状況で、私はいちおう清掃・警備担当として配属されたのですが、運営管理にも関わる幅広い業務に携わることになりました。初めてチャレンジするようなことも多く、刺激的な毎日でしたね。そして、入社8年目に産休・育休を取得。半年ほどで復帰して、現在の部署に異動しました。今の職場は自宅からも近く、子育てに配慮してもらった異動でもありました。しばらくは時短勤務をし、子どもが小学校に上がったタイミングで通常勤務に切り替えています。

京王設備サービスの魅力といえば?

「人」のよさですね。上司や先輩、同僚、そして清掃員さん——たくさんの人たちとの出会いがあったからこそ、今の自分があるのだと感じています。仕事はもちろん、家事や育児のことでも、みんながそれぞれの経験をふまえて親身にアドバイスしてくれます。子どもが熱を出したりして急に勤務時間を調整しなければならないような時でも、お互いにサポートし合う温かな雰囲気があります。私が仕事と家庭を両立できているのも、みんなの支えがあるからこそ。また、清掃員さんは世代も個性も多様で、ものごとを考える新しい切り口に気づかされたり、日々学ぶことがたくさんあります。入社してあっという間に20年が過ぎましたが、これからも現場での人と人との出会いを大切にして仕事に取り組んでいきたいですね。

MESSAGE

京王設備サービスの社名や設備管理という業種などから、おそらく男性的な職場をイメージする人が多いのでは? けれども、まだ少数派かもしれませんが、伸び伸びと活躍している女性社員もいますし、楽しく挑戦できるシーンも数多い。産休・育休なども気兼ねなく取得でき、多様な働き方を尊重しお互いにサポートし合っていこうという風土が根づいています。「女性だから」と肩に力を入れることなく、自分らしく長く働いていける会社だと感じています。

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