実は"保険業界"を志望していました。

就職活動を始めたのは、大学3年生の夏でした。大学では法学部に在籍し、法律を学んでいたため、その知識を活かすことができる保険業界を志し、説明会や選考を受けていました。しかし、就職活動が進むにつれて、「自分のやりたいことと違うかもしれない」と感じるようになりました。
そこから就活の軸を変えて、「今までやってきたこと」ができる業界ではなく「様々な経験を積める」業界はどこかという視点で企業を探すようになりました。そんな時に興味を持ったのが"鉄道業界"です。
鉄道業界はメインとなる運輸業のほか、不動産や流通など多くの事業を展開しており、地域社会を支えています。様々な仕事がある業界だからこそ、ここでなら自分のやりたいことが見つかるかもしれない。インターネットで調べ、たどり着いたのが、京王設備サービスです。ビル総合管理業、鉄道施設管理業、総合設備工事業という3つの事業を展開しているため、一つの事業に留まらず、様々な経験が積めるのではないかと思い、すぐに応募しました。

今まで経験したことのないことばかり。
でも、その経験が私にとって、どれも新鮮でした。

入社後は、新宿の京王百貨店で清掃管理に3年間携わりました。
現場での清掃のほか、清掃スタッフの管理や、定期的に館内を巡回して清掃状況のチェックをするといった清掃マネジメント業務を担当していました。例えば、トイレが溢れてしまった、飲み物をこぼしてしまったなどのトラブルがあれば、清掃スタッフとともに、すぐに現場へ駆け付けてトラブルの対処に当たります。どうしたらお客様が快適に過ごせるか、ビルメンテナンスとマネジメントの基礎を学ぶ3年間でした。

入社3年目には、京王百貨店に出店しているテナントの清掃仕様変更を担当しました。床材をタイルからカーペットに張り替える工事を見越しての仕様変更だったため、まずは現地に足を運び、作業面積の配分や現状の清掃方法を確認するとともに、より清潔な状態を維持するための追加提案を行うなど、お客様と綿密に打合せを重ねました。その結果、私が提案した内容で年間契約が決まりました。押印された契約書を受け取った時、お客様からの"ありがとう"の言葉は、今でも忘れられません。

経営と現場を、数字でつなぐ架け橋として。
さらに多くの経験を積みたい。

現在は、経理担当として、本社で各部署から提出された請求書・納品書・経費精算伝票のチェックや、月次決算資料の作成をしています。経理は、月ごとに業績を管理し、経営の意思決定をサポートする重要な役割です。数字を間違えない正確性はもちろん、誰もが見やすく、わかりやすい、シンプルな情報を、迅速に提供するスピード感を意識しています。

また新たな取り組みとして、ドキュメントDXを推進したいと考えています。情報システム担当と協力し、まずは提出書類のペーパーレス化を進め、文書作成・管理の電子化による社内全体の業務効率化を目指していきたいです。

今後も「様々な経験を積める」京王設備サービスで成長を重ね、将来的には新しい事業の立ち上げにも関わりたいと思っています。