
PEOPLE
06
生田目 悠右
設備技術職
鉄道関連事業部
鉄道施設部
新宿駅電気室事業所
2023年入社(新卒)


現在、どのような仕事に携わっているのですか?
新宿駅は世界ナンバーワンの乗降数を誇るターミナル駅です。私が所属する新宿駅電気室事業所では、その一部である京王線新宿駅をはじめ、新線新宿・初台・幡ヶ谷・渋谷駅、付随する地上・トンネル内設備の点検・保守を担当しています。
管理している設備内容として、22,000 Vを超える受電設備や空調・給排水・消防設備など、駅運営に欠かすことのできない設備を幅広く管理しています。
日々の業務として、各設備の監視・点検・保守、緊急時のトラブル復旧対応、工事の管理などが挙げられます。
例として、駅を全停電させて行う受電設備の点検や、駅構内を快適に保つための空調機の点検・動作確認。また、火災発生時重要となる、火災報知器や排煙機、スプリンクラーなどお客様の命に関わるような設備の試験動作や点検を行っています。
記憶に残っているエピソードを教えてください。
初めての受電設備点検の際、先輩方の操作で駅の電気が落ちていく様子を間近で見ました。その様子を見て、自分が管理している駅の規模感や作業の重要さを改めて思い知ったのを強く憶えています。同時に、責任感・使命感にも駆られ、今でもやりがいに強く繋がっています。
またトラブルとして、駅務室内のエアコン計4台から冷風が出なくなり早急な対応が要されました。調査したところ、天井裏で4台の配線を引き直さなければならず、経験値が低い私にとって初めての対応となりました。この件を受け、電気工事に関わる知識、トラブル時の作業員間のコミュニケーションの取り方など多くを先輩方から学べたことを憶えています。
新宿駅は設備が古いことからもトラブルが多い現場と言われており、多種多様な対応能力が求められます。この能力は日常業務では身に付かないことも多く、過去データやトラブル時の先輩方の対応に勉強させられる日々です。

ワークとライフのバランスは?
電車は365日動き続けているため、私たちの仕事も土日や祝日に囚われない勤務形態となっています。しかし、個人的にはこうした勤務形態は休みが取りやすいことや、24時間人がいることにより引継ぎで仕事を持ち帰らないなど、オンオフがしっかりして良いワークライフバランスをもち働けていると感じています。有給休暇に関しても気兼ねなく取得することができ、上司からは「もっと休め!」とアドバイスされるくらい。周りの先輩方は育児休暇なども積極的に利用しており、将来家庭を持った際も安心して働ける会社だと感じています。
仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
京王線の新宿駅は、学生時代に通学で毎日利用していた場所。その新宿駅の担当となり、管理する立場として初めて駅構内を巡回した時は、とても新鮮な気持ちだったことを憶えています。利用する側であったからこそより感じる、多くのお客様の日常を支えているという責任感こそ、この仕事の一番のやりがいだと感じています。
現在は、点検や保守など現場での仕事が中心ですが、今後は整備・更新工事の担当など任される仕事も広がっていきます。引き続き経験、資格取得などを積み、少しでも後に活きていくような仕事をしていきたいと考えています。

MESSAGE
私は学生時代、就きたい職業が思いつかず、就職活動の際は難航したことを憶えています。おそらく同じような悩みに直面している学生さんも多いのではないでしょうか。そんな時に考えてほしいのが、これまでの自分の過去の経験を振り返ること、周りや私生活を見渡し、面白そう・社会の役に立っていると思う感覚的なことを大切にしてみてほしいです。私はそうして幼少期から関わりがあった京王グループに出会い、現在やりがいを持って仕事に取り組めています。
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